解体前の旧千葉公園体育館をレーザスキャンしました
3Dレーザ測定
2023年8月8日、千葉市の委託により解体工事直前の旧千葉公園体育館をレーザスキャンしました。
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千葉市中央区の千葉公園内にある旧千葉公園体育館(以下「旧体育館」)、2023年4月20日に千葉公園総合体育館(略称「よはアリ」)の開館に伴い閉館となりました。
旧体育館は旧陸軍下志津陸軍飛行学校格納庫の鉄骨を活用して1956年に完成し、現在まで様々な市民スポーツを支えてきました。建物の老朽化により同公園敷地内に新施設を建設することなりその役割を終えました。
建物の解体にあたり、古い鉄骨やアリーナの全体を遺構として残したいという千葉市の委託を受け当社で3Dレーザスキャンを実施しました。
2台のスキャナーを用いて一日がかりのスキャンを行い、正面入り口からロビーを抜け、客席からアリーナ、中庭のある事務所までのスキャンデータを作成しました。かつてプロレス観戦の券売所となった受付、アリーナに残ったマット、近年の世情を映すポスターなども鮮明に残り生命力を感じるスキャン画像になりました。